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『3・11原発ゼロへのカウントダウン in かわさき』開催のお知らせ/ 川岸 卓哉 2011.3
2016年8月17日 水曜日
1 開催の経緯
『3・11原発ゼロへのカウントダウンin かわさき』チラシ 3月11日(日)に、『原発ゼロへのカウントダウン in かわさき』を、川崎市中原区の中原平和公園で開催します。
東京電力福島第1原子力発電所の事故から1年がたとうとしています。事故で放出された放射性物質により、いのちと暮らしをはぐくむ自然環境は汚染され、私たちは不安のなかでの暮らしを強いられています。
原発事故は、私たちが原発と共生できないことを明確にしました。
きたる3月11日は、東日本大震災の犠牲となられた方々への追悼の日であるとともに、「原発ゼロ」へむけて、決意をあらたにする日にしたいと私たちは考えています。
このアクションの開催の経緯は、実行委員会事務局長をされている丸山健二さんが、昨年秋にお子さんが産まれ、子供の未来のために、反原発アクションを川崎でやるとこを提案したのがきっかけです。
その後、あらゆる立場や考え方を越えて、「原発ゼロをめざす」という一点で、呼びかけ人には、川崎にゆかりのある、ミュージシャン、俳優、小説家、神父、学者、医師、法律家などが名を連ねています。また、賛同人には、呼び掛け開始からわずか1か月で1000名近い市民が名を連ねています。
2 かわさき1万人アクション
2012年3月11日。東日本大震災と福島原子力発電所事故の発生から1年となるこの日は、全国各地で犠牲者の追悼と、脱原発のとりくみがおこなわれます。
川崎市内でも、各地で集会が計画されています。
会場は違っても、「原発ゼロ」への思いを同じくする人とつながり、市内で合計1万人を超えるアクションとなることをめざして呼びかけています。
そのつながりを目に見える形に表すため、シンボルカラーをイエローとして、他の会場との共同のテーマカラーとなることを検討しています。参加者のみなさまにもイエローを身につけてご参加頂くよう呼びかけています。
また、同日、神奈川県内外でも様々な原発を考える催しが行われます。
私たちは、様々な行動と連帯する取り組みに努めています。すでに、横浜も、私たちの呼びかけに応えて、「原発ゼロへのカウントダウンinかながわ」の開催を決定しました。また、全国規模のアクションである「さよなら原発100万人アクション」とも、ホームページ上で相互リンクを張って、連携しています。
3 川崎合同法律事務所の関わり
今回のアクションには、川崎合同法律事務所の所員も大きく関与しています。篠原義仁弁護士が呼びかけ人、三嶋健弁護士が実行委員長、事務員の鈴木亮平さんが事務局次長、私が事務局となっています。また、当日の司会を中瀬奈都子弁護士、リレートークを渡邊登代美弁護士が担当します。加えて、会場に原発訴訟関連のブースを当事務所で出し、そこにも他の多くの弁護士が参加予定です。
4 決めるのは、わたしたち
私は先日、福井県で行われた、全国で原発差し止め訴訟に取り組んでこられた弁護士の会議に参加してきました。そこで先生方が口々に言っていたのは、運動の重要性でした。
これまで、全国で、幾度も、長く困難な原発差し止め訴訟は提起されてきました。しかし、地震や津波による事故の危険性は法廷で十分に明らかにされていたにも関わらず、結局原発の差し止めは裁判所に認められませんでした。そして、先生方の警鐘むなしく、福島原発事故は起きてしまいました。なぜ、裁判所が差し止めなかったのか。それは、安全神話を信じる世論があったからです。原発の是非といった国の在り方に関わる政策形成訴訟は、裁判所は判決に対する批判を避けるため、世論に従った判断をする傾向にあります。
福島原発事故後も、国や、電力会社等大企業の原発推進勢力は、情報統制によって、原発の危険性や放射線被害をできるだけ小さく見せようとしています。それに従属した報道しかしないマスコミに、期待することはできません。私たち市民レベルで、脱原発の全国規模での運動を作り、推進勢力に対抗する必要があります。今回の川崎でのアクションは、全国でのそういった運動の一端を担っていると位置づけられます。
みなさま是非、3月11日は中原平和公園にご参集下さい。
5 企画概要
と き 2012年3月11日
場 所 中原平和公園(野外音楽堂)
【プログラム】
開 場 11:00 模擬店・展示ブース(広場)
文化行事 12:00 和太鼓、子供たちによる合唱、バンドによる演奏 ほか
開 会 13:00 黙祷
医療・経済・法律 専門家によるリレートーク
市民による「原発ゼロへのアピール」 ほか
デ モ 14:00 「原発ゼロへの行進“誰でもデモ”」
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